top of page

HARICOMの金属検出機 ― 世界標準+独自技術

HARICOM(ハリコム)は創業58年、金属検出機・金属探知機の専門メーカーとして、食品・工業・リサイクル・フィルム・繊維など多彩な業界に検出ソリューションを提供してきました。
当社の金属検出機は、世界標準の「電磁誘導方式(渦電流方式)」を採用しつつ、さらに独自の波形解析技術を組み合わせることで、他社にはない高精度検出を実現しています。

Image by Steven Kamenar

電磁誘導方式(渦電流方式)とは?

金属検出機の基本原理/動作原理は「電磁誘導方式(渦電流方式)」です。
コイルに高周波電流を流して磁界を発生させ、金属が通過すると内部に渦電流(Eddy Current)が生じます。その結果、磁界や信号波形が乱れ、この変化を受信コイルが検出します。

  • 鉄・非鉄を問わず金属異物を検出可能

  • 食品・医薬品・工業製品など幅広い用途で実績

  • 安定した感度と信頼性を持つ世界標準方式

HARICOMは創業以来、この渦電流方式の金属検出機を磨き続けてきました。

※技術的補足
発振器の出力をサーチコイルの送信コイルに接続して磁界をつくりこの磁界中に誘起電圧が互いに打ち消しあうように2つの受信コイルを接続して設け、この磁界内を金属片が通過すると磁界が乱され受信コイルに不平衡電圧が発生します。これを高周波増巾器で増巾し、発振出力の一部と合成して検波器に加えリレー増巾器にて増巾、波形調整を行って最後にリレー等を働かせます。

sinewave_edited.jpg

HARICOM独自の「波形解析技術」

HARICOMが他社と一線を画すのは、単なる検出の有無ではなく、信号波形そのものを解析する点です。

  • 多チャンネル分割技術
     ライン幅を複数に分け、異物がどの位置を通過したかを特定。

  • 高精度デジタル波形処理
     従来の金属検出機では困難だったフィルム・繊維・リサイクル資材の検出を可能に。

  • ノイズ対策設計
     工場の環境ノイズにも強く、安定した検出性能を維持。

これにより、HARICOMは食品や工業製品だけでなく、布・フィルム・紙・リサイクル資材といった特殊素材の異物検出にも対応できる数少ないメーカーです。

HARICOMの金属検出機が選ばれる理由

  1. 58年の実績 ― 創業以来、電磁誘導方式の金属検出機に特化

  2. 独自の波形解析技術 ― 標準方式を超える高精度な異物検出

  3. 幅広い導入実績 ― 食品・医薬品・布・フィルム・リサイクル・包装資材など多業界に対応

HARICOMは、「電磁誘導方式(渦電流方式)+波形解析技術」という二層構造で、他社にはない精度と信頼を実現しています。
これにより、一般的な金属検出機では難しい素材やライン条件でも、確実に異物を検出し、生産現場を守ります。

PFC型.jpg

PFC型

バータイプ。布・フィルム・不織布・ゴムシートなどシート状製品に有効なサーチコイル(センサー)

TSA型.jpg

TSB/TSA型

コンベア状を流れる製品・原料に有効なサーチコイル(センサー)

TOB型02.jpg

TOB型

落下型、空送、空送型。

粉末・顆粒状・カレット状に適したサーチコイル(センサー)

bottom of page