
乱れを視て、未来の波を つくる。
波形を視て、判断できる唯一の金属検出機。
現場の異物を、目で見て捉える時代へ。

HARICOMは波形で異物を捉える。
波形が“見える”から現場の異変に気づける。
多くの金属検出機は、異物が“あるか、ないか”という単純な反応だけを返します。しかしHARICOMは違います。
私たちは、金属が通過したときの“波の乱れ”そのものを捉え、表示し、お客様の工場内でモニタリングし、閲覧することができます。その波形には、異物の種類・大きさ・反応の強さなど、「検出の状態そのもの」が現れているのです。
つまり、HARICOMの検出は見えたから反応した”のではなく、“乱れを読み取ったから反応したもの。波の状態を見ることで把握しているのです。

HARICOMの金属検出機 ― 世界標準+独自技術
HARICOM(ハリコム)は創業58年、金属検出機・金属探知機の専門メーカーとして、食品・工業・リサイクル・フィルム・繊維など多彩な業界に検出ソリューションを提供してきました。
当社の金属検出機は、世界標準の「電磁誘導方式(渦電流方式)」を採用しつつ、さらに独自の波形解析技術を組み合わせることで、他社にはない高精度検出 を実現しています。
日本の金属検出機の礎を創った
58年目のプロ仕様ブランド。
金属検出という技術が生まれたのは、海外でした。当時の日本にはまだ、その精緻な技術を現場で扱える環境がなかった時代——創業者・田中清作は、第1級無線技術士の国家資格を持ち、当時の金属検出黎明期において、その基礎技術の導入と実用化に携わります。そしてある時、清作は決意します。“もっと現場のリアルに応える、日本独自の金属検出機をつくろう。”彼は長野の地で、独立HARICOMを創業。日本の製造現場が本当に求める検出力・耐久性・使いやすさを、ゼロから見直し磨き上げていったのです。現在、ハリコムは完全カスタムオーダーのプロ用の機器のみを扱っています。

機器における“誤作動”対策。
ノイズ・振動における特許を持つ。

金属検出機において、ノイズ。振動。
“誤作動”の対策が必須であるなか、HARICOMは正確な検知のために誤作動対策の特許を取得しています。
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ローラーの片側にベイク材とアルミを設置することで振動伝達を分散
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サーチコイルを囲み構造(CH型)にしてノイズ耐性を強化
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ステンレスパイプ(P2V型)で電磁界を安定化
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ベアリングからの漏電や振動をシャフトで絶縁
これらすべてがHARICOM独自の特許取得済み技術。工場に多く存在する外乱ノイズを“信頼”に変えてきたのです。
誤作動対策機

PFC-CH、SV型
ハリコムの特許製品 PFC型に誤作動対策を施したCH型。感応面をさらに上部から物理的にガードを加えたタイプです。
(写真は水平タイプ。垂直タイプのSVもあります)
PFC-P2H、P2V型


ハリコムの特許製品
PFC型に誤作動対策を施したCH型。感応面をさらにサイドから物理的にガードを加えたタイプです。上記のPHC-SH,SVをかけ合わせた、強力なダブル仕様もございます。
ハリコムが特許を持つ製品はご検知防止の特許技術製品が各種ございます。誤検知にお困りのお客様はお問い合わせください。
ハリコムの歴史は
再生させるテクノロジー
私たちHARICOMが扱う金属検出機は、一般的な“最終製品のための異物検査機”だけではありません。私たちの視線は、もっと「原料」に近いところに向けてきた歴史があります。たとえば、ガラス瓶を砕いたカレット。あるいは、ペットボトルなどを細かく砕いた再生フレーク。これらは再び命を与えられる素材ですが、異物混入のリスクが非常に高く、そのままでは再生品としての品質を保てません。HARICOMは、その再生素材の“入口”に立ち、異物を見抜くテクノロジーを創業当初より提供しています。再生素材の除去は、コストパフォーマンス・製品安全性の両面からも極めて重要です。人手による選別には限界があり。今後の人手不足を見据えてもテクノロジーによる支援が不可欠です。
HARICOMはこれからも、“再生”の現場に寄り添い、素材の未来を守るためのパートナーであり続けます。

Rebirth, Reuse, Recycle

オンライン化が叶える “状態” の遠隔監視。
HARICOMの金属検出機は、単なる検査機器ではありません。
検出時の波形データをオンラインで見守ることで、「今、機械がどういう状態であるか」を把握することが可能です。機器にも故障はあります。未然に状態を予測し、安心と稼働率を最大限に保てるよう最善を尽くしています。
検知履歴においてはデータで見守る「安心」の仕組みがあります。




買い替えず、直せる設計。
長期的にコストを抑えます。
HARICOMの制御盤は、あえて少し大きめに設計されています。これは「メンテナンスしやすさ」を何よりも大切にしているからです。一般的には、制御盤を小型化・チップ化して省スペースにする流れがあります。しかしその結果、どこか一部の不具合でも機器のどこに不調があったかがわからず全交換が前提になってしまいますHARICOMは故障箇所を的確に特定し、必要な部品だけを交換する。そのための“視える構造”と“わかる配線”を、あえて残しています。結果として、お客様が長く使い続けてくださる機械になるのです。機器の状態を見て蘇らせること。それが、HARICOMのメンテナンスです。
Metal Detector
Types
HARICOMの金属検出機は、一体型ではなく後付け可能な柔軟設計。既存の生産ラインのどこに、どう組み込むか。お客様と一緒にベストな位置を探りながら、最適な検出ポイントを見極めます。
設置タイプは、主に以下の3種類: