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循環型社会を担う。
 

エビデンスのある

ハリコム金属検出機

ハリコムが再生・リサイクル分野に注力する理由は、シンプルに限りある資源をいかに循環させ、持続可能な仕組みを築けるかという課題に対する答えであるからです。

 

使用済み製品を破砕し、再び新原料となる過程において必ず含まれてしまう異物の混入を見逃さず、品質を保証することは、リサイクル現場にとって必須条件となっています。金属検出機は「最後の関門」であると同時に、再生資源を安心して市場に戻すための信頼の証明装置なのです。
 

私たちはこれまで、フレークやペレット、ガラスカレット、バイオマス燃料といった多様な現場に対応してきました。その経験から、単なる異物除去ではなく「検知データを残すこと」による仕組みも重要であると認識しています。
 

再生からエネルギーまで。ハリコムは、確かな検知と記録を通じて、循環型社会の実現に貢献します。技術と実績に裏付けられたソリューションで、未来のリサイクル現場をより安心で、より強いものへと導いてまいります。

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​再生・リサイクル事業 3つ柱

3 Pillars of Recycling

ハリコムの金属検出機は、再生資源を確かな品質で循環へと戻すために欠かせない存在です。

私たちがこれまで取り組んできたのは、フレーク/ペレット、ガラスカレット、バイオマス燃料ー

この3つの主要分野。

それぞれ異なる素材特性や現場の課題に応じて、確実な検知とエビデンスを提供し、リサイクルの信頼性を支える”柱”として機能してきました。

​この経験と技術の積み重ねが、循環型社会を実現するための礎になっています。

再生フレーク/ペレットに混入する金属片を確実に検知し、食品容器や繊維製品などへの再利用を支え、持続可能な循環を実現します。

再生カレットに混ざる金属異物を検知し、瓶や建材に安全に再利用できる高い純度のガラスカレットを可能にします。

破砕前工程など検知することで、機器の保全や火花・火災等の危険に対応いたします。

​光学選別機との違い

INSIDE tHE HARICOM SYSTEMS

光学式選別機は、素材の「色・形・透過率」といった可視情報に基づき異物を判別します。プラスチックやガラスの選別には不可欠で、工程効率を高める力を持っています。しかし、光学的に見えにくい「金属片」「内部に埋没した異物」「透明素材に付着した微細金属」は見逃されるリスクが残ります。一方、HARICOMの金属検出機は「電磁波の乱れ」をとらえる方式で、素材の色や形状に左右されず、目に見えない異物を非破壊で検知できます。特に以下の点で差が出ます


検知対象の補完性:光学式が苦手な「透明・重なり・付着状態の金属」検知。
そのうえで、データエビデンス:検知履歴を日時・頻度で自動保存し、監査資料や顧客説明にそのまま転用可能。また 設備保護機能:金属異物を流出前に止めることで、粉砕機・炉・プレス機の損傷を未然に防止。


光学式が「目で見えるものを選ぶ装置」だとすれば、HARICOMは「目に見えないものを可視化する装置」。両者を組み合わせることで循環型ラインの品質保証をより盤石にできるのかもしれません。

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Plastic Recycle

プラスチック・リサイクル

プラスチックリサイクルは、循環型社会の中でも「資源を再び活かす」象徴的な分野です。再生フレークとなった小さな原料の中にも微細な金属異物が混入するため配合等の段階で、配管移送中、垂直・または水平の配管において検知します。

再生フレーク、再生ペレット、新品ペレットなどの配合のどの段階に導入するか、も重要です。HARICOMではトータルでご相談に応じています。

 

再生プラスチックが国際的にも需要を増しメーカーやグローバルブランドが再生材の利用を進める中、品質保証とトレーサビリティは不可欠となっています。HARICOMの金属検出機は、検知履歴をデジタルで記録・分析できるため、取引先へのエビデンス提示や監査対応を強力にサポートします。


HARICOMはこれからも、プラスチックリサイクルの現場において「信頼の担い手」として、安全で高品質な再生原料を未来へとつなぐ役割を果たしてまいります。

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Glass

​ガラス・リサイクル

ガラスリサイクルでは、使用済み瓶や板ガラスを破砕・選別してガラスカレット(再生原料)にし、再びガラスびん原料として溶融・成形したり、建材・土木資材(舗装・路盤の骨材等)、タイル等の窯業原料、断熱材(ガラスウール)の素材として活用されております。用途が多岐にわたるぶん、投入先ごとに異物許容の基準が厳しくで、金属混入は製品欠陥や炉の損傷、ライン停止に直結します。


HARICOMの金属検出機は、カレット搬送のストレート区間に門型コイルを組み込み、分割マルチチャンネルで幅方向で細かくチャンネル構成。主にはラベルやアルミキャップなどの微小金属の通過でも波形変化を高精度に捉えます。検出信号はリアルタイム表示しつつログとして自動保存。日付・回数・検知レベルを記録することで、ロットごとの傾向管理や、受入・出荷判定のエビデンスとして活用できます。

 

ガラスカレットが再び瓶となり、その他原料に生まれ変わる循環のクオリティを、見えないリスクの可視化で底上げするのがHARICOMの役割です。

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BIOMASS

​バイオマス燃料
サステナブル再生木材金属検出ハリコム.png

木材バイオマス発電は、再生可能エネルギーの中でも「持続可能な循環」を象徴する分野です。木材の端材や廃材、再生チップなどを燃料として利用し、環境負荷を抑えつつ安定した電力を供給できることから、日本各地で導入が進んでいます。しかし、その工程ではボルトやワッシャー、釘といった小さな金属片が混ざり込むリスクが常に存在します。こうした異物は一見わずかに見えますが、粉砕機やボイラーに入り込むと設備に深刻な損傷を与え、修理や交換に莫大なコストが発生するだけでなく、最悪の場合は火花や発熱が引き金となり火災事故につながる可能性もあります。


HARICOMの金属検出機は、燃料チップに含まれる金属片を高感度で検知し、流れの中から瞬時に除去することで、こうしたリスクを未然に防ぎます。その結果、設備の寿命が延び、メンテナンス頻度を減らすとともに、安定した発電の継続を可能にします。単なる異物除去にとどまらず、「設備を守る」「事故を防ぐ」「エネルギー供給を止めない」という三位一体の価値を提供しているのです。


さらに、バイオマス発電が担う社会的役割を考えると、その重要性は一層際立ちます。再生可能エネルギーの推進は国策でもあり、脱炭素化や地域資源の有効活用の柱として位置づけられています。つまりHARICOMの検査機は、単に工場の機械を守るだけではなく、再生エネルギー社会を支える基盤技術としても機能しているのです。見えない部分で事故を防ぎ、安全で効率的な発電を実現することは、地域のエネルギー供給の安定、そして循環型社会の推進そのものにつながっています。


HARICOMはこれからも、木材バイオマス発電の現場において「縁の下の力持ち」として、再生エネルギーを安全に、そして確実に未来へつなぐ役割を果たしてまいります。

近代的なオフィス

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