金属検出機は、高周波(ノイズ)や振動の影響で誤作動が起こります。
HARICOMの磁界式金属検出機は以下のような項目で誤検知となることがあります。
<工場環境に由来するもの>
○設置環境の工場気温が高い場合
○サーチコイルを通過する製品に水分を帯びている場合
○サーチコイルを通過する製品が熱い場合
○設置する貴工場に他機器の駆動ノイズ等がある場合
1、インバーターのある機器でノイズフィルター未設置の場合
2、フォークリフトでノイズフィルター未設置のものが往来している場合
<設置状態、使用状態の変化で起こる>
○振動
○コントロールボックスとサーチコイルを繋ぐ同軸ケーブルに揺らぎがある場合
<自然現象や工場外環境が影響するもの> ○地震
○猛暑による温度上昇
○貴工場のそばに大きな電波塔、電気を発する施設等がある場
○違法電波
<機器の故障>
○コントロールボックス内に故障がある場合
○サーチコイルに故障がある場合
弊社では、ノイズ対策で以下の特許を国内および海外で既に取得しています。
1.ローラーのベアリングの振動による誤作動
2本付いているローラーのベアリングの右側または左側どちらかの下に、数㎜のベイクをプラスチックのボルトで固定する。もう片側にも数㎜のアルミ板を固定する。そうすることで、ローラーの間にあるサーチコイルに影響がなくなり誤作動が起こらない。
2.サーチコイルCH型
通常の一本のサーチコイルと違い、ロの字の形状にする事でノイズの影響を軽減できる。
3.サーチコイルP2V型
サーチコイルの長さと同等の2㎜厚のステンレスパイプを左右に取り付け、振動が伝わらないようにする事と、ノイズの影響を軽減できる。
4.ローラーのベアリングを絶縁
シャフトに樹脂のパイプを挟み、ボルトで固定する。
他社様の金属検出機において、弊社特許に触れるところも出てくるかもしれません。
ご不明な点等ありましたらご相談に乗りますので、新規のお客様はコンタクトよりご連絡ください。
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※写真はイメージです
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