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検知の、その先を設計する。
製造現場において制御とは、センサーが反応したら信号を送り、ランプを点灯させる、ブザーを鳴らす、ラインを止めるといった、明確で即時的なアクションを意味していました。しかし、製造現場が高度化・複雑化するにつれ、その考え方だけでは対応しきれなくなってきました。
止めるべきなのか、止めないべきなのか。その判断は単純なON/OFFでは決められず、結果としてアラームが形骸化したり、現場の勘に頼らざるを得ない状況も生まれています。
現在の制御は、機械を直接動かすことだけを目的とするものではありません。検知をきっかけに、人が確認する、自動でマーキングする、後工程に情報を引き渡す、あるいは記録だけを残す。こうした「次に起きる行動」をあらかじめ設計しておくことも、制御の重要な役割になっています。
さらに、検知履歴やエビデンスは単なる記録ではなく、将来の判断や改善を支えるための制御要素として扱われるようになりました。制御とは、今を動かすためだけでなく、未来の判断を助けるための仕組みへと変わりつつあります。
HARICOM(ハリコム)では、この変化を前提に、検知を起点とした制御に向き合ってきました。
異物を検知したあと、物理的に次のアクションを実行することは、今も現場に欠かせない制御です。排出する、分岐させる、停止させるといった物理的制御は、確実性が求められる主戦場であり、制御技術そのものの完成度が問われる領域です。一方で、検知結果をどのように扱い、誰がどのタイミングで判断し、次の工程にどうつなげるかといった行動の設計も、現代の制御には欠かせません。
HARICOM(ハリコム)は、物理的な制御に加え、情報と判断の流れを設計する制御にも取り組んでいます。その考え方を「Virtual Marking」という概念として整理し、検知を起点に現場の行動と意思決定を支える制御へと拡張しています。物理的に動かす制御と、バーチャルに行動を設計する制御。その両方を切り分けず、現場に合わせて組み合わせることが、HARICOMの制御システムの基本的な考え方です。
HARICOM®
Virtual Marking
仮想マーキング
異物を「見つける」だけで終わらせず、検知後の状態を製品を振れることなく管理する考え方です。従来の検知工程では、ブザーや停止によって異常を知らせることはできても、その後「どこで、どのように対処されたのか」を設備として残すことは容易ではありませんでした。
Virtual Marikingは、検知という出来事を時刻・位置・反応レベルなどの情報としてデジタル上に記録し検知後の状態を可視化・管理できる仕組みです。
製品にインクや穴などの物理的な痕跡を残さずとも、情報だけを”仮想的にマーキング”します。
これにより、現場に常時人が張り付くことを前提とせず、検知後の状態を後から説明できる状態を作ります。Virtual Markingは、自動化を目的とした技術ではなく、現場の運用と品質管理を両立させるための制御設計です。
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